障害物撤去後、掘進機を再投入します。
切羽には障害物(H型鋼)がありました。これを切断し、搬出します。
パイプルーフ施工完了写真(新宿側)
手前下部に見えるのがシールド部分です。
引戻し再投入も無事に成功して、シールド上部を結ぶ15本のパイプのアーチが完成しました。
掘進機を固定していた部分を撤去し、ウインチを使用して発進立坑まで引き戻します。
左側が拡縮型掘進機、右側が脱落型掘進機の引き戻した時の写真です。外周部分に違いがあります。
事前に行った拡縮型掘進機の実験です。
このようにオーバーカッターをたたんだ状態で発進立坑まで引戻します。
当現場のいくつかの路線は路線延長上に障害物があり、引戻し→撤去→再掘進が求められました。
そのため、従来の脱落型掘進機の他にオーバーカッター部分が拡縮する掘進機(テラシャトル)を投入し、対応しました。
管内作業(掘進機引戻し作業)
弊社では初めての接着接合でした。熟練した溶接工でなくとも接合作業が出来るので、人員編成がとてもスムーズでした。材料は有機溶剤となるので、保管・取り扱いは慎重に行いました。上記写真は下部から注入した材料が上部に押し出されて、充填完了したところです。
掘進機の操作状況です。
操作盤のあるフロアには油圧ユニットが合計4台稼動し、夏場はとても暑かったです。
立坑内配置図
中央の斜線部分がバックトラス(=反力壁)です。400tの推進力に耐える構造体です。
シールド内へ続く深礎を挟んで新宿側へ15本、大橋側へ15本のパイプルーフ工事を行います。
3班同時稼動した時期もありました。
推進架台(テーブルリフター)に掘進機を据え付けたところです。上部開口箇所が制限されている為、投入は十分検討して慎重に行います。
接着接合完了