実績

インドネシア

インドネシア:メダンにおける下水道ネットワーク・プロジェクト

メダンはスマトラ島に位置するインドネシアで4番目に大きな都市で、人口は200万人を超える。下水道ネットワークはメダンでは非常に需要が高く、必須なインフラである。混雑したメダンでは、従来の開削工法はもはや適さないため、推進工法が適用された。

使用マシン:Unclemole TCC800

外径980mm
全長2,592m
重量4,800kg
取込最大礫径320mm

Unclemole TCC 800は、メダンの土質条件に最も適した泥水式掘進機である。突然の豪雨への懸念から、浸水を防ぐロックドアを実装した。

土質条件
メダンの土質は、シルト質の砂から礫混じりの砂まで様々である。アンクルモールは粘性土、砂、シルト、砂利、玉石など様々な土質条件に対応可能である。イセキの指導員は、推進工事に初挑戦する現地建設業者をサポートし、機械の制御方法やトンネル工事全体の管理方法を指導した。新しい技術の習得に熱心な顧客は機械のコントロールに自信を持つようになり、最高で1日20m近い進捗を達成した。

施工条件

工事名メダン市下水道リンクプロジェクト
推進総延長4km
土質シルト、砂、礫、玉石
工期2019年6月~2020年5月

マレーシア

ミリ下水道プロジェクト

マレーシアのミリ(Miri)は、ボルネオ島サラワク州のブルネイと国境を接するサラワク州の都市である。20世紀初頭に油田が発見され、以来石油の町として発展してきた。ミリ市は、州都クチンに隣接する人口約23万4千人の都市である。グヌン・ムル国立公園やニア国立公園への玄関口として観光客に知られている。

民族は主に華人、ダヤック、マレー、メラナウ、インド、カヤン、ケラビット、ビダユ、ペナン、その他先住民からなる。

19世紀頃、ミリは単なる漁村だったが、1910年にカナダ・ヒルで油田が発見されて以来、急速に発展した。1950年代には海洋油田技術の進歩により海洋地震探査が行われ、海洋油田の探査が始まる前の1962年にはサラワク州の2つの海域で石油が発見された。

近年、経済発展が著しいミリでも下水道などの地下インフラが整備され、Unclemoleもミリの発展に大きく貢献している。

使用マシン:Unclemole Super NTCS1800

外径1800mm
全長3,490m

施工条件

工事名メダン市下水道リンクプロジェクト
推進総延長1,917m
管種ヒューム管
土質細砂(N値: 1~3)
工期2019年6月~2020年5月

マレーシア

パイプルーフ

高さ451mを誇るペトロナス・ツインタワーで有名なマレーシアの首都クアラルンプールでは、交通網のさらなる整備が急務となっている。首都圏の東西を結ぶKVMRT(クランバレー高速鉄道)が建設中だ。

交通網のいくつかの大動脈を横断する計画で、クアラルンプール・スレンバン高速道路の地下横断にはUnclemole Superを用いたパイプルーフ工法が採用された。大規模プロジェクトであるため、日常点検や安全検査を行い、細心の注意を払いながら完工された。

使用マシン:Unclemole Super TCS800

外径812mm
全長3,020m
重量3,800kg
クラッシャーコーンクラッシャー

施工概要

管種鋼管 (φ800mm×9m)
パイプルーフ延長60m×23本×2か所
推進総延長2,760m
土質砂、礫

フィリピン

マニラ首都圏水道管敷設プロジェクト

マニラ首都圏の上下水道事業は民間企業に委託されている。上下水道管の敷設工事が当初は開削で設計されていたが、近年のマニラの交通事情から、工事を行う際に更なる交通渋滞を引き起こす可能性があるため、非開削工法に変更された。非開削工法により交通への悪影響を最小限に抑えることができるため、これからの上下水道事業は推進工法が主流になっていくだろう。

使用マシン:Unclemole TCK1200

外径1,350mm
全長3,315m
重量13,300kg
取込最大礫径480mm

施工概要

工事名マニラ水道管敷設工事
管種鋼管 (φ1200mm×3m)
土質シルト(N値:1~3)
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